ルールを決めないと、整頓はできない
整頓ってどういう意味かというと、「見た目を美しく整える事」
整頓という言葉には、「ルールを決める」ことは含まれてないのです。
ルールをきめないまま、整頓をするとはちゃめちゃなことが起こります。
私がいつもやっていた、「友達が来るから、とりあえず片づけよう」と言って、床に落ちているものを拾い集めて、どこでもいいから棚に押し込んで、扉を閉めてしまえばスッキリ。これも、整頓だけやった例。
あとで、ものが無いなナイないと言って扉の中をかき回さないといけなくなってしまう。そしてまた散らかる。
ちゃんと片づけるには、ルール決め(ものをどこに片づけるかという定位置決め)をちゃんとしておかないと、うまくいかないのです。
会社の書類をみんなで手分けして整頓しよう、とルールがないままやってしまうと、ある人は、書類の種類で分けて、1年ごとにファイリング。ある人は、案件ごとにまとめてファイリング、そして別の人は、担当者別に時系列にファイリング、なんてことになってしまう。
これじゃあ後から書類を探そうと思っても、どこをどう探したらいいか全くわからない。
実は、「整理」という言葉に「ルールを決める」という意味が含まれているのです。
だから
「ルール決め」→「ルールに従う」
「定位置を決める」→「片づける」
これが
「整理」→「整頓」
なのです。
整理整頓という言葉の通りに先に整理をしないとだめという事。
ちゃんと片づけるためには、定位置をしっかり決めないと、できないという話でした。