「子どものスペースを片づけたい」というお悩みでお片づけサポートへ伺いました。
家の中を見せてもらうと、本棚が一番のネックのようでした。
本を置くスペースが家中に点在していて、
どのスペースも高校生から小学生の3きょうだい(長女・長男・次男)と大人用の本が混在していました。
お母さんは、「もうどれが誰の本かがわからない…」という状態だったので、
きょうだいが揃う日にお邪魔させてもらってきました。
子どものモノを整理する
本棚の前で「自分がまだ読みたい、置いておきたい、好きだと思う本を取って」と言うと、
上の2人は、片手〜両手で持てるくらいの本を選び取りました。
他の本は「もういらない」と言うので、
選んだ本を自分のスペースにそのまま持って行ってもらいました。
実は、子どもは変なバイアス(高かった・貰い物など)がかからないので、
大人より整理が上手なのです。
でも、中には整理が苦手な子もいます。
下の子は、捨てられるのが怖いタイプなのか、たくさんの本にうずもれて、
「全部いるーーーー」と大きな声で叫んでいました。
「すてない、すてない、安心して。じゃあこの棚に、いつでも読みたいお気に入りを入れていこう」
お気に入りを入れるスペースはカラーボックス2段ほどのスペースだったのですが、
彼の「お気に入り」がキレイにおさまりました。
残りの「たまに読みたい本」は少し高い位置に置きました。
子どもが整理するときに気をつけるべき声かけポイント
子どもに
「遊ばないんだったら捨てるよ?」
「もう捨てていい?」
と声をかけてませんか?
私はずっとそんな声かけをしていました。
オモチャや本は子どもにとっては特別なモノである事が多いので、
遊ばない=いらない
ではないのです。
子どものスペースを決めたら、
「どれが今いちばんよく遊んでる?」
と、お気に入りのモノからスペースに入れていって、
いっぱいになったら、残りは別の場所に保管しておけばいいのです。
「○○くん(ちゃん)がいらないって言ったモノ以外は絶対捨てないから安心して」
と言うと、捨てたくないタイプの子も整理ができます。
・お気に入り
・たまに使う
・使わないけど置いておく(たからもの)
・捨てる
この4種類にちゃんと分けられます。
今日、捨てるものがほんの少ししか出なかったとしても、
「無理に捨てない整理」を続けていくと、だんだん判断が上手になってくるものです。
そして最後に「今日は整理すごいがんばったね!」と必ず言ってあげてください。
基本は子どもたちの判断を尊重しますが、お母さん的に残したいものがあるかもしれないですよね。
だから、子どもたちが整理してくれた後で、お母さんに「もう少し大きくなったら読めるかも」と思う本は取ってもらい、別のスペースに保管してもらいました。
3きょうだいの本棚を整理して出てきた本当に不要な本達です。
キレイなモノはリサイクルに出されるそうです。
写真の掲載許可ありがとうございました。
子どもへの声かけがもっと学べる講座
親・子の片づけマスターインストラクター2級認定講座
本当にいい講座なので、子どもの片づけに悩むお母さん、ぜひ聞きにきてください!