「おうちDEハッピー」とはどういう状態なのか
の続きです♡
前回の「早く帰りたくなる家」とはどんな家なのか という記事で、家に帰りたくなる状態のひとつに、
「大好きなことができる、大好きなものがたくさんある」
というのをあげました。
先日、お片づけサービスでお邪魔させていただいたお宅に、そんな「大好きなものがたくさんある」スペースがありました。
好きなものがあるって、生きていく元気の素になる
本当にそれを見ただけで幸せになるような、絵本のコレクション。
「片づけ下手なんです」
とご依頼いただいたのですが、そのスペースは本当に素敵で、ああ、好きってこんなにものを大事にすることなんだなぁって改めて感じられるほどきれいに整えられていて、そのコレクションを眺めるために、ずっとそのスペースに居たい気持ちになりました。
他のスペースも、片づけようと思われている気持ちが伝わり、でも「どうしたらいいかわからない、どこからどんな風にはじめたらいいかわからない」と悩まれている様子でした。
「主人には、これ(絵本)も減らせって言われるんですよ」
と奥様がおっしゃっておられたので、
「絶対に捨てなくていいです、大切なものは捨ててはダメなんです、生活用品で余分なもの、使ってないものを減らすのはとても大事なことなんですが、大好きなものは、どれだけ家にあってもいいんです。自分自身が「さすがに持ちすぎかな」と思ったら、スペースを決めて「ここに入るまで」とかしてもいいですけど、どうか、そこに手をつけるのは最後にしてください」
ということを伝えさせていただきました。
大好きなものはたくさん持ってていい。
それが有ると、ハッピーになれる。
好きなものがあるって、生きていく元気の素になるんです。
全部が全部好きなもので揃えて生活できるわけではない
趣味のものはもちろん「好きなものの集まり」なんですが、
生活用品も全部「好きなもの」「気に入ったもの」で揃えられたら、すごくいいですよね。でも、予算の都合上、妥協して選んだものが多くなってくる。
だから、ついついものに対しての気持ちの熱が冷めがち。
熱が冷めると、整理する気持ち、使った後に元に戻そうと思う気持ちも好きなものに比べて薄くなってしまう。
なので、今全部ベストのものを買い揃えることはできなくても、ゆっくりと「ベスト」に近づけていくといいのかなぁと思います。
- 買い換えるタイミングで少しずつ、大好きなものに変更していく
- 何かものを買うときは、しっかり選んで買う
- 妥協して買うときは「本当にいるかな? 代用できないか? 」「こんなにいるかな? 」と一拍考えてみる
- 「これ買ったら便利そう」と思ったものは、本当に使うのか時間をかけて検討する
こんな感じで、少しずつ、家の中のものの「好きなもの率」を上げていくとものに対する気持ちが上がってくるのではないでしょうか。
菜箸を一揃え買おうと思ったら、一揃え分の値段で三揃えセットで売ってた。
こんなことがあった時に「本当にいるのは一揃えだから」と三揃えセットを買わない。
そんな小さな勇気が、おうちを少しずつハッピーに導くかなと思います。
「おうちDEハッピー」広がればいいな