どうして重曹が油汚れに効くのか調べてみた

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片づけられない人に「おうちDEハッピー」になってもらいたい整理収納コンサルタント、親・子の片づけマスターインストラクターのくもふみこです。

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どうして重曹で油汚れが落ちるの?

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「油汚れには重曹がいいよ!」とよく聞くのですが、どうして重曹がいいの?と私はずっと思っていました。
重曹を知らない頃私は、油汚れ専用の洗剤を使っていました。
アワアワのスプレーをシュッとして、油を浮かせるやつです。
でも、重曹を使ってみると、同じくらい、いやそれ以上に油汚れがおちる。
「どうして?重曹っておじいちゃんが茄子の漬物に使ってたよ?ベーキングパウダーも重曹よね?口に入れられるのに、洗剤と同じってどういうこと??」と疑問がわくばかり。

重曹はアルカリ剤

調べると、重曹はアルカリ剤という事でした。最近よく聞くセスキ炭酸ソーダもアルカリなんだって。ふうん。
アルカリだったらどうなんだろう。と思いながらいろいろ調べていると、ものすごく納得がいく文章が目に飛び込んできました。

重曹+油汚れは化学反応のパワー

私が見つけた文章は以下の引用です

アルカリは、油脂の成分である脂肪酸と反応して一種の石鹸を作ります。石鹸になった油汚れは、もう「汚れ」ではありません。そして、石鹸になった脂肪酸は、今度はほかの汚れを洗い流すのに力を貸してくれます。アルカリ剤が汚れを石鹸に変える。その石鹸がアルカリ剤と協力してほかの汚れを落とす。このふたつの仕組みでアルカリ剤は油や皮脂汚れを落とすのです。
出典:石鹸百科より引用

重曹+油=石鹸

この式が成り立つのです…そりゃ汚れが落ちるわけだ。

重曹と出会った油はもう汚れでもなんでもなく、石鹸に早変わり。そして油汚れ以外の汚れを退治しに行ってくれるとは…油くん、変わり身が早いぞ…重曹くんイケメン…惚れた…

石鹸の材料は油と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)

考えてみればそうなんです。
石鹸は、油に苛性ソーダをまぜたらできる。
苛性ソーダってすごい劇薬の、アルカリの王様です。
重曹は、優しいアルカリ剤。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりちょっとアルカリが強い。
だからセスキのほうが洗浄力がいいってわけか。

重曹は環境にいい

重曹は、いわゆる普通の洗剤に含まれる界面活性剤と違って、排水後の環境への負荷がものすごく少ないそうです。
その上コスパもいいし、これからどんどんアルカリ剤を使っていこうとおもいました!